タイヤの径が小さければ摩耗もはやい。。。

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さて今回は「算数」的な記事です。小中学校の復習と思って読んでください。
自転車のタイヤの耐摩耗性について、「タイヤ径の大きさ」に着目して解説します。

まず写真を1枚ご覧ください。
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かなり大きさが違いますが、どちらも自転車のタイヤです。
大きい方が27インチで、「ママチャリ」や「シティ車」といわれる”フツーの自転車”に使われています。
小さい方は12インチで、子供の自転車や一部の三輪自転車で使われています。
どちらも摩耗が激しく、このまま使うのは”無理”な状態であるのはわかると思います。

小さい方のタイヤは、実は今年の6月に交換したばかりのタイヤなのですが、それからわずか5カ月でこんなにも摩耗してしまったのです!!
こんなに早くすり減ってしまったので、さすがにお客様もびっくりしていました。。。

これにはやはりタイヤの外径の長さが関係するワケです。
同じ距離を走った場合でも、小さいタイヤの方が大きいタイヤより回転する回数が多くなります。その結果、小さいタイヤの方が摩耗するのが早くなる、ということです。

どのくらい差があるか、実際に数字を使って計算してみましょう!!
タイヤの直径にあたるインチサイズでは、27インチ-12インチ=25インチの差です。
1インチ=2.54cmですから、メートル法に換算すると63.5cmの差になります。

問題はこの次です。
直径レベル63.5cmの差は、外径になるとさらに大きくなるのはわかりますよね?
円周を計算する公式は、直径×3.14(円周率)ですから。(←ココ、小学校の復習です。)

27インチタイヤの外径は、27インチ×3.14×2.54≒215.3cm
12インチタイヤの外径は、12インチ×3.14×2.54≒95.7cm
その差は119.6cm、約120cmになります。。。

では1kmの距離を走るのに、それぞれ何回転するか、を計算すると。。。
1kmは1,000m、よって100,000cmです。(←ココも算数の復習ですヨ。)
27インチタイヤは、100,000cm÷215.3cm≒464.4回転です。
12インチタイヤは、100,000cm÷95.7cm≒1,044.9回転です。

同じ距離を走るのに、12インチタイヤは27インチタイヤの2倍以上多く回転していることになります。インチサイズの差のとおりの結果になりました。
理論的にはタイヤの寿命が半分以下になる、ということです。
(注)タイヤのインチサイズは、正確にはドーナツ状のタイヤの内径なので、外径の差はもっと大きくなりますが、ここでは比較のため、便宜的に内径の数字を使っています。ご了承ください。

ここまでの差にはなりませんが、いわゆる「折りたたみ自転車」も径の小さいタイヤを使っています。
ほとんどは20インチのタイヤを使っていますので、26インチや27インチの”フツーの自転車”と比べたら、やはりインチ数が小さい分、耐摩耗性の点で劣ることになります。

もっともタイヤの耐摩耗性というのは、インチサイズの差だけではありません。
連続して長い距離を走れば、同じ距離を何日もかけて走るより摩耗は早くなりますし、重たい荷物を載せれば、それはそれで早く摩耗します。
急加速と急ブレーキを多用すればそれだけ早く減りますし、タイヤの性能の差もあります。。。
今回はタイヤの径の差に注目してみました。
何かのご参考になれば幸いです。

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“ヴィンテージ級”な自転車修理のおはなし。

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毎日札幌のあちこちで自転車修理をしていれば、カッコイイ自転車や珍しい自転車に『遭遇』することがあります。
今回は、そんな『遭遇』の一つですが、タイトルにもあるとおり『ヴィンテージ級な自転車』に遭遇したので、これをブログの記事にします。。。

札幌市手稲区の新発寒からの自転車修理のご依頼でした。
内容は『自転車がパンクしたので、修理してほしい。あとブレーキも効きが悪いので見てほしい。』とのことでした。

で、夕方さっそく伺って自転車を確認したところ。。。
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思わず『うわっ、懐かしい~』と言ってしまいました!!
まだ残っていたんですね~、このタイプの自転車。
これを“懐かしい”と言ってしまう時点で、年代がバレてしまいそうですが。

ライトはクルマのような二つ目で、ギアチェンジのレバーもクルマのATレバーっぽいデザイン。。。
電気の配線は尾灯までつながっていて、ダイナモ発電機を回せば、これまたクルマのようにテールライトが点灯する、という凝ったギミック。
変速ギアは当時主流の5段変速です。

うーん、懐かしい。
昭和50年代、小学生にとってのマイカー(マイチャリ?)の“憧れの一台”でしたねー!!
友達がまっさきに買ってもらって、自慢げに見せに来たことが、鮮明に蘇ってきました。。。

で、肝心の修理は、といいますと。。。
パンクしていたチューブは伸びてしまっていたので、チューブを交換しました。
効かなかったブレーキは後輪ブレーキで、これはワイヤーが錆びていたため、動かなくなっていただけでした。
ブレーキワイヤーを交換して、あとはブレーキシューとリムのクリアランス(隙間)を調整して、自転車修理は無事に完了しました。

気になるのは部品の有無、つまり、半世紀近く経った21世紀のいま、この自転車に交換する部品があるか無いか、です。
結論から言いますと『部品はあります。』
ただ、なんでもかんでもあるか、というと、そういうワケにはいきません。。。

今回修理したような『安全に走るために必要なパーツ』はあります、というか、今の部品が使えます。
具体的にいうと。。。
タイヤ&チューブ、ブレーキまわり、チェーン、ペダル、ベルなどです。
これらの部品は、デザインや材質に変化はあったかもしれませんが、形状やサイズが変わっていないので、今の部品が使えるのです。。。
半世紀近くの間、ほぼ同じ部品が使われている、という意味では“スゴイ”ことですね。。。

逆にこの自転車特有の部品は、残念ながら入手不可能です。
二つ目ライト、チェーンカバー、5段変速ギア、などが入手不可能になります。
ハンドルは交換することはできますが、若干形状が異なるかもしれません。。。

この修理をご依頼いただいたお客様に、『この自転車はどなたが使っているのですか?』と聞いたところ、高校生になる息子さんが“好んで”使っている、とのことでした。
いや~、あっぱれ、って感じですね。
末永く、大切にお使いください!!

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自転車のチェーンを交換してほしい、という依頼でしたが。。。

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10月に入って、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
日没も日に日に早くなっているような気がします。。。
もう冬はすぐそこまで来ています。。。

札幌で自転車修理を行うサイクル北斗も、春~夏ほどの忙しさから解放されて、待ち時間が多くなってきました。。。
先日もお客様からのご依頼の電話を待っていたときですが、電話が鳴り応答すると。。。
「札幌の西区ですが自転車修理で、チェーンを替えてもらえますか?」というご依頼の電話がありました。
「パンクはしていない。」とのことでしたので、チェーンが切れて交換が必要になったのかな~、などと考えながらお客様のご自宅へ伺いました。

さっそく自転車を確認してみると、下の写真のような状態でした。
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おやっ?チェーンは切れていません。(弛んではいますが。)
なぜチェーン交換を依頼したのかな???
お客様に伺ってみると、どうやらチェーンが外れてしまうので、交換すれば直る、と思ったようです。。。

チェーンが切れたり、錆びて動かなくなった場合は交換が必要ですが、このチェーンは交換しなくてもまだ使えます。
ただ、この弛んだ状態で使うと外れやすいので、チェーンの張り具合を調整して、弛みをとってあげる必要はあります。
このようにお客様に説明して、チェーンを交換せず、調整だけをすることになりました。。。

チェーンの問題はこれで解決ですが、自称“自転車修理のプロ”としては、お客様に伝えるべきことがあります!!
写真左の赤丸をご覧ください、後輪タイヤが摩耗していますね。

確かにパンクこそしていませんが、タイヤの表面は“ほぼ摩耗”しきっています。。。
このまま使っていれば、間違いなくパンクします!!
もちろんパンクしてからタイヤ交換をしてもいいのですが。。。
今日、チェーンの調整だけをするくらいなら、タイヤ交換をした方が修理料金は余計にかかりません。

なぜなら、タイヤ交換するには、車輪を車体からはずします。
つまり、チェーンも外すことになます。
タイヤを交換したあと、車輪を車体に戻すときにチェーン調整をすることができるのです。
(というか、「タイヤ交換」という作業の中には、「チェーン調整」という作業が含まれているのです。当然、修理料金もそのように設定されています。)

今日、チェーン調整だけを行って、パンクしたときにタイヤ交換をすると、「チェーン調整」と「タイヤ交換」の2回分の修理料金がかかってしまいます。
しかし、今日タイヤ交換をしてしまえば、「タイヤ交換」の修理料金で、タイヤは新品になり、チェーン調整までできてしまう、という“一石二鳥”になるワケです!!

本日のお客様にも同じように説明し、チェーン交換は行わず、タイヤ交換をしてチェーンは調整して弛みを解消する、という修理作業に変更となりました。。。

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鉄は錆びる、ステンレスは錆びない。

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今回は自転車パーツの素材の違いについてまとめてみました。
自転車の車体を構成している主要部品である鉄とステンレスの違いにつて、錆びを中心にをくらべてみました。

タイトルにもあるとおり、鉄は錆びますがステンレスは錆びません。(いや、正確にいうと、ステンレスは錆びにくい、のですが。)
この違いがよ~くわかる写真がありますので、まずはご覧ください。
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みればわかるとおり、自転車のハンドルの写真です。
先日、札幌市北区に自転車修理に伺い、自転車のハンドル交換をしたときの写真です。
写真の上がそれまで使っていたハンドルで、かなり錆びています。。。
下が交換して新しく取り付けたハンドルで、ピカピカに光っていますね。

新品だから光っているのですが、理由はそれだけではありません。
新しく取り付けたハンドルは、お客様のご希望もあって、錆びにくいステンレス製のハンドルに変えたため、光っているのです。
「ステンレス」という金属は、鉄にクロム・ニッケルなどの元素を加えた合金で、錆びにくいのは、鉄にクロムを添加することで表面に非常に薄い酸化皮膜が形成されているためです。
この酸化被膜がステンレスの”光沢”の源なのです。

対する鉄製のハンドルは黒くなっていますが、これは錆びを防止するため塗装しているのです。
長年の使用でこの塗料が剥がれると、その剥がれた部分から錆びが進行する、というワケです。

自転車は屋外で使用するモノですから、どうしても雨や雪などの天候の影響を受けます。
雪に埋もれたり、雨に濡れた状態では、錆びは進行しやすくなります。。。
錆びた自転車に乗るのは、あまり気分がいいものではありません。

まず、自転車を購入するときに、鉄製部品を多用した自転車よりステンレス製部品を多く使っている自転車を選びましょう!!(価格は高くなりますが。)
特に、運転者の視界に入りやすいハンドル。
これが錆びると、いやがおうでも目に入るので、気になります。。。

ハンドルが黒く塗装されている自転車は鉄製です。そして価格も安くなってます。
新車のうちは、黒い色もしまってみえるので、”いい感じ”に見えますが、使っているうちに間違いなく錆びます!!
一方、ステンレス製のハンドルを使っている自転車は、さきほども書きましたが、銀色に光っていますので、見ればすぐわかります。
また『錆びにくいステンレス製』といった”セールストーク”のシールが貼ってあるので、見つけやすいと思います。

黒いハンドルの自転車より価格も高いので、一見したところ大差ないため、安い方に目を奪われてしまいますが、よ~く比べてくださいね!!

ここらへんの違いはサイクル北斗のホームページでもまとめていますので、参考にしてください。
【参考】ママチャリの選び方②~自転車の価格に差がでる項目
安く買うのも大切なことですが、安物買いの銭失いにならないように、自転車も、末永く、安心して、気持ちよく使えるように慎重に選びましょう!!

すでに鉄製ハンドルの自転車を買ってしまい、錆びが気になる方は、サイクル北斗にご相談いただければ、自転車のその他の損耗劣化状況も勘案して、ハンドル交換するか、思い切って新車に買い替えるべきかのアドバイスを致します。。。

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その自転車もLEDオートライトにできますっ!!

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今日は自転車パーツの『新製品のご案内』です。
その名も『LEDオートライトキット』です。
これは従来のダイナモ式ライトと交換する自転車用のLEDオートライトです。
ダイナモ(発電機)を車輪で回転させたときの“発電の重さ”から解放され、ライトも明るいLEDになり、周囲の明るさに応じて自動的に点灯するようになる、という“スグレもの”です!!

わざわざ自転車を買い替える必要はありません。
ライトの部分を交換するだけでできてしまうのです。。。
先日、さっそくご注文をいただいたお客様の自転車に取り付けましたので、おなじみの“ビフォー&アフター”の写真をご覧ください。
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あらためて説明するまでもないでしょうが、左が従来の『ダイナモ式ライト』です。
これを今回紹介した『LEDオートライトキット』に交換した“アフター”が右の写真です。

右の写真では下の方になりますが、前輪の車軸の部分に銀色の円板が付いていますね。
これが『ハブダイナモ』と呼ばれる発電機部分で、車輪の回転とともに回ることで発電します。

そして写真の上の方が『LEDライト本体』で、LED独特の“高輝度”の白色光が点灯しているのがわかると思います。

これまでLED式のオートライトは、最初から装着されている自転車を買うしかありませんでした。
便利な部品ですので、自転車本体の価格も、LEDオートライトの有無で変わって(高くなって)きます。。。

あれば便利な“LEDオートライト”ですが、壊れてもいない自転車をわざわざライトだけのために買い替えるのは、なかなか決断できないことではないでしょうか。。。?
この『LEDオートライトキット』は、24~27インチのママチャリであれば取付けることができるので、自転車を買い替えることなく、楽で明るい“LEDオートライト”化ができてしまうのです!!

自転車の夜間走行での『無灯火』は、クルマに対して自車の存在を示せないので、非常に危険です!!
自転車で走っている自分自身も、思わぬ段差や障害物を避けられなくなるこがありますから、無灯火走行はやめましょう!!

『無灯火は危ない!』、『無灯火走行はやってはいけない!』とわかってはいても、従来のダイナモ式ライトでは、点灯したときのダイナモ発電機の“重さ”と“騒音”が気になって、積極的にライトを点灯したくはなりませんでしたよね?
秋分の日も過ぎ、日没がだんだん早くなってきました。。。
この機会にLEDオートライトに交換して、楽に夜間走行の安全を確保しましょう!!

 

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